
「“あぁ、生きてるな”って感じました」乃木坂46・山下美月が心打たれた、ある出来事とは
「人として成長するために、もっともっと学びたい」
人生経験を積んだ先輩から、自分の固定観念を壊してもらうことすら、心地良いと話す。
「私は普段、人からこう思われなきゃとか、ちゃんとしなきゃみたいな、変に“いい子ちゃん”でいようとしちゃうところがあって。お芝居でもそうなんです。
でも『下剋上球児』でご一緒した鈴木亮平さんは、自分のお芝居だけでなく、他の登場人物のことまで、その人の生き様を踏まえて考えていらして。
すると、実際にお芝居のキャッチボールの中で、自分で思ってもみなかったニュアンスでセリフが引き出されたりするんです。勉強になるだけでなく、“あぁ、生きてるな”って感じました」
“生きている”という話でいうと、乃木坂46のライブ前には、こんなことがあったという。
「悲しいわけじゃないのに、何かが自分の中で溢れてしまって、たぶんパニックで反射的に涙が出ちゃったんですね。もうオーバーチュア(※ライブ前の導入動画)も流れているというのに、自分でも意味が分からなくて。
そしたら後輩の5期生、一ノ瀬美空ちゃんが突然手を握って、『美月さんは可愛いから大丈夫ですよ』って言ってくれたんです。
ふわっとしたひと言なんですけど、シンプルに真っすぐに“先輩を笑顔にしたい”っていう彼女の思いを感じたら、なんかものすごく心が温かくなってきて。
自分は結構、一匹狼タイプで生きてきたつもりだったし、いろんなことを考え過ぎて、人の優しさを素直に受け取れない時があったんですね。優しさの裏側を考えちゃうというか。
でも彼女の言葉がそうやってスッと入ってきたのは、自分が大人になったからっていうのもあるだろうけど、生きていく上で大切なコミュニケーションって、こういうことなんだなって。
なんかストンと落ちたんです。そうしたら、ギリギリ涙も収まって、笑顔で出ていけました」
2023年を振り返って、山下さんが強く感じているのは、「たくさんの人の力を借りて、いま自分はここにいる」、ということ。
そして「人として成長するために、もっともっと学びたい」と目を輝かす。謙虚に。でも貪欲に。アイドル8年目も熱量はそのままに、走り続ける。
■プロフィール
山下美月 1999年生まれ、東京都出身。2016年、乃木坂46の3期生としてデビュー。ソロ活動ではファッション誌『CanCam』の専属モデルを務めるほか、女優としても注目を集める。1月スタートのドラマ『Eye Love You』(TBS系)では、二階堂ふみ演じる主人公の同僚役で出演。
■衣装
ブラウス 15,400円〈ダブルスタンダードクロージング〉、コート 132,000円、スカート 46,200円〈ともにSov./すべてフィルム TEL:03-5413-4141〉、リング(人差し指)754,600円、リング(中指)532,400円、ブレスレット 350,900円〈すべてレポシ/レポシ 日本橋三越本店 TEL:03-6262-6677〉、バッグ 156,200円〈ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京 TEL:03-6712-6809〉
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